SELIが確認できなかったって話なので、LE-5B-3がやらかした可能性も無いとは言えなさげです
2段エンジンロックイン(SELI):1段の中断の時に解説されてたのと一緒で、2段のエンジンがうまく立ち上がったどうかの判定ゲートだと思う
1段とSRB-3、あと切り離し機構は正常で、純粋に2段目の問題だという話は中継の時に書いたのと変わってない模様
現物の引き上げは考えていない(沈んだのが深い海でサルベージ不能)
まあこれは1段を投棄するのに選んだ地点と同じだから深く沈むとこ使いますわな…という。
H3 TF1にALOS-3をのっけたのは、お金が足りないとかではなくH-IIBにHTV乗っけたのと一緒(のリスク判断)だった
後は現時点では有効な情報がなさそうなのでしばらく塩漬け。
いくらなんでも詳細なテレメトリが降りてないとかは昔はともかく今ではありえんと推定してるので、あとはデータが物語ってくれるでしょう。たぶん。
現在2段制御系からエンジンへ信号を送る部分を調査中で、データは得られているがまだアタリはつけられていない感じ
エンジン本体ではなく制御系に何かがあった可能性が高いと考えて洗い出し中だが、最初から狭めてはいけないので広く調査予定
今回はテレメトリは得られてるけどまだなんでやねんって感じみたいなので、次の報告まではかなり長い時間要りそうだなあ感。
すっげえめんどくさそう(遠い目)
でもなんか物理的に引き上げてどうにかなるようなタイプの話ではなさそうなんだよなあ。LE-5B-3が物理的にぶっ壊れたとかではないみたいだし。
こないだの地上とロケットの通信部の切断時のノイズとかはまだ簡単に見えるぐらいの話のいやーな予感がする。
H-IIA/Bと違うところは、生テレメトリの山と格闘するだけでなく、自己診断の結果も参照できることだそう(診断結果のエラーコードかなんかも降りてきてるのかね?)
とりあえず指令破壊までにテレメトリをありったけ降ろせて、現時点で調査に有益なデータは全部手元にあって、機体回収に手を出すメリットは極めて薄そうってことのようなので、まあ解析待ちよねえと。
みんな言ってるけど、生中継終わったあとのあの飛行経路画面(H3-FIP)はリアルタイム表示の超有能なやつで、前回は1段停止信号を検知して停止表示がタイムラインのはるか先から飛んできたし、今回も2段点火信号が降りてないのをきちんと出してました。
次からはあの画面もリアルタイムなんだなーってことで見ながら大破しないようお祈りするといいと思います。
なんか冷静に情報束ねてるように見えるかもしれませんが、ワタクシ「うぐぁ〜酒かっ食らって寝よか〜!」って気分でございます。
酒一滴も飲めない体質だけど。